住宅ローンの現実
最高気温が一桁の日が出てきて、
今朝は霜が降り、霧もかかっていたので
一面白かったので雪が降ったのかと焦りました。
着々と冬が近づいているのを感じます。
スタッドレスタイヤへの交換や
家の外回りの片付けなど早めに動いて
慌てないように準備するのも大切ですね。
風邪やコロナウイルスの第3波が来ている
と言われているので十分にお気を付けください。
さて、今回の【 住宅ローンの現実 】についてです。
家づくりをしていく上で、
一番思慮深く考えなければいけないコトが
"お金"のことです。
家を建てるにあたって
最初にかかってくる様々な費用・・
30年、35年という長期に渡って
支払い続けることになる住宅ローン・・
土地・建物を持つことによって
必要となる固定資産税・・
一生涯払い続けていく電気代・・
家を長期に渡って維持していくための
メンテナンス費用・・
将来必要になってくるであろう増改築費用・・
ざっと考えて、家を持つことによって
こういった費用がかかってくるわけですが、
これらを支払いながら、生涯豊かに
暮らし続けていっていただくためにも、
可能な限り、総合的にこれらの費用が
抑えられるような家づくりをする必要があります。
というのも、
今後の日本は高齢化が進んでいくことから、
税や社会保険などの負担がどんどん
上がっていき、給料の手取り金額が
下がっていくと言われていますし、
かつ、年金の受給金額が下がることや、
年金の受給年齢が引き上げられることが
予想されるからです。
そんな中、子どもたちを育てていく
となれば、子どもたちにかかってくる
負担も年々大きくなっていきます。
また、不足するであろう年金を
まかなうためにも、老後資金を
コツコツと準備していく必要があります。
長期休みの時には、
家族そろって旅行にだって
行きたいですよね?
それゆえ、家を建てることによって、
これらが犠牲になるようなことに
ならないように、自分たちに
とって無理のない予算で、
家づくりをしなければいけないということです。
たとえ、一生に一回しか出来ない、
夢と希望に満ちあふれた買い物で
あったとしてもです。
【 住宅ローンに対する認識を厳しく持つ 】
家を建てるとなると、
ほとんどの方が住宅ローンを利用すると思います。
ですが、1つ認識しておいて
いただきたいことは、住宅ローン
という借金は、ものすごく多額の
利息を支払うことになるローンだということです。
長期間で支払うようになること、
そして期間が長ければ長いほど、
雪だるま式にどんどん利息が
積み重なっていく"複利"で
利息が計算されるからです。
貯蓄がたくさんあるとか、
親御さんからの資金援助や
土地提供があり、住宅ローン
借入を少なく出来る方であれば、
支払い年数を圧縮出来たり、
借入額を少なくすることで、
利息の支払いも比較的少なくて済むし、
選べる住宅ローンのバリエーションも
増えるのですが、もしあなたが、
自己資金も少なく(あるいはなく)、
土地から購入しなければいけないとしたら、
そもそも家づくりにかける費用を、
現実的に考えていく必要があります。
しかし、現実はあなたの支払い能力以上の
住宅ローン融資を受けることも出来れば、
フラット35を利用すれば、
年収の10倍近くの融資を受けることが出来たりします。
ましてや、夫婦共働きである場合、
その収入を合算すれば、さらなる
融資を銀行から引出すことも出来たりします。
もちろん、銀行が大丈夫という範囲でですが。
銀行側から見ると、
住宅ローンは、とても手堅い貸し付けです。
家という大切な資産を守るために、
何にも優先して支払いしてくれる
借金だからです。
その他の費用を削ってでも、
優先して支払ってくれる借金だからです。
それゆえ、少々無理をしてでも、
出来るだけ希望に近い金額を
融資してくれようとします。
また、会社ぐるみでお付き合いがある
住宅会社からの依頼ともなれば、
多少厳しい条件だったとしても、
なんとか融通してくれようとするもの
だったりします。
これが住宅ローンの現実です。
35年、420回に分割すると、
1回1回の支払い単位で見ると、
そのアップ金額は、
あまり大したことじゃないように
感じてしまうものです。
それぐらいなら、なんとかなると
思ってしまい、妥協して後悔する
ぐらいならと、後のコトは深く考えず、
今のコトを優先しようとしてしまいます。
それゆえ、いとも簡単に、
自分たちのキャパを超える
住宅ローンを組んでしまいます。
そして、少しでも目先の返済を
少なくしようと、選ぶべきじゃない
住宅ローンを選んでしまったりします。
ご夫婦2人が、
なんの支障もなく働き続けることが
出来るうちは、この予算オーバーも、
それほど大きな問題にはならないかもしれません。
しかし、なんらかの事情が起こり、
もしどちらかが働けない状況に
なってしまったとしたら?
あるいは、なんとか暮らしていけたとしても、
暮らしていくだけでいっぱいいっぱいで、
将来に向けて全く貯蓄していくことが出来ていないとしたら?
決して豊かな暮らしを続けていく
ことなんて出来ないですよね?
ですから、家づくりでは、
まず自分たちに合った資金計画を
しっかりと行い、その予算の中で、
今の状況だけを考えるのではなく、
将来のことまで考えた上で、
自分たちが出来る家づくりを行って
いただければと思います。
そして、自分たちに合った予算で、
自分たちに合った住宅ローンを
組んでいただければと思います。
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