住宅ローンと信用情報
まだまだコロナウイルスの感染が
油断できない日々。
緊急事態宣言が解除され、
徐々に解除されてきましたが、
春から始まったステイホームは
まだまだ続いていますね。
今年は例年よりも夏休みが短い学校も多く、
おうち遊びにも飽きている頃かもしれませんが、
ガラッと季節が変わって今度は暑い夏がきます。
家族で楽しめるおうち遊びアイディアなどを
今後ご紹介していこうと思っています。
お楽しみに...♪
さて、今回のテーマは、
【 住宅ローンと信用情報 】についてです。
住宅を購入する時、多くの方が
住宅ローンを組みますが、
誰にでもいくらでもお金を貸してくれる
わけではありません。
この人には住宅購入資金を貸してよいのか、
いくらまでなら貸してよいのか、
といったことを「保証会社」が
「審査」します。
その視点としては、
「滞りなく、完済できるか」
「万が一返済できなくなった場合、
不動産(家+土地)を競売にかけて
残りを返済できるか」の大きく2点です。
そのために、まずは借りる人の情報が見られます。
「借入希望金額や返済期間が
年収に対して過大でないか」
「年齢、家族構成」
「勤務先、勤続年数、業種、企業規模」
「貯蓄状況、他社の借り入れ」
などです。
もし自分が見ず知らずの人にお金を貸すとしたら、
こういった情報は知っておきたいですよね?
また、不動産に関しては、借入金額に対して、
不動産の価格が著しく低いと判断されると、
上限金額が制限されることがあります。
そして、保証会社が住宅ローンの審査を
する時には、必ず信用情報を確認します。
信用情報とは、クレジットやローンを
利用したことのある人が、
・過去、現在にどんな内容のクレジットや
ローンを利用しているか
・現在どれくらいの債務があるか
・期日どおりに返済してきたか
(延滞などがないか)
といった情報です。
信用情報は個人信用情報機関に
一定期間管理されていて、保証会社は
これらの機関に記録されている信用情報を見て、
「過剰なローン債務が無いか」
「過去の良くない情報が記録されていないか」
を確認しています。
引っ掛かってしまいやすい信用情報もあるので、
注意が必要です。
・携帯電話の割賦払い
携帯電話の請求は端末を一括購入して
いない場合、電話料金+本体端末の
割賦支払いとなっています。そのため、
うっかり口座の残高不足などで、
携帯代が引き落としされなかった場合、
信用情報には延滞として記録されてしまいます。
・公共料金
最近は、公共料金のクレジットカード払いが
増えてきました。ただ、同じ公共料金の
引き落としでも、口座引き落としの場合と違い、
クレジットカードを利用していて延滞すると、
信用情報には延滞が記録されてしまいます。
・クレジットカードの複数利用
クレジットカードにはキャッシング枠がついています。
実際にキャッシングを利用していなくても、
契約内容として信用情報には載っており、
極端に複数あると、
「いつでもたくさんのお金を借りることが
出来る状況」と見られることがあります。
1枚あたりの枠は少額でも、
全部合わせたときに極端に総額が大きいと、
希望金額まで借りられない、
という可能性もあり得ます。
これら信用情報は、たった1度でも
延滞してしまうとダメ、いうわけではなく、
良くない信用情報も、『完済から○年経過』
などの一定の条件を満たせば消えます。
保証会社と金融機関が見ているのは
「返済を軽く見ている延滞常習者ではないか」
という点です。
なお、結婚前後で氏名や住所が変わっても、
信用情報は載っています。
心当たりがあり、審査が不安な方は
「昔延滞した事がある(かも)・・・」と
金融機関の担当者や住宅会社に相談しましょう。
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