資金の話② ~変動金利と固定金利、後悔せずに選ぶポイント その1~
ここ数日は10度以上の気温で
とても暖かく感じますね。
インフルエンザは例年よりも早く
流行し始めていると聞きました。
早めの予防接種とうがい・手洗いで
しっかりと予防していきましょう!
さて、今回のテーマは、資金の話①
【 年収に対しての借入金の目安を知って、
豊かな暮らしをキープ! 】についてです。
【 住宅ローンを変動にするか固定にするかの悩みどころは? 】
あなたが住宅ローンを借りるときの一番気になるところは、
「どの銀行で借りるか」
ではなく、
「変動金利か、固定金利か」
つまり、
「総額いくら払うのか」
だと思います。
そこで、この記事を読んでいただくと、
よりかんたんに変動か固定かを決められるように
お話したいと思います。
まず、それぞれの特徴をあげると、
変動金利
・固定金利に比べて金利が低い
・金利が変動する可能性がある
固定金利
・変動金利に比べて金利は高い
・金利は返済終了まで決まっている
ということが言えます。
【 変動金利と固定金利とどちらが得か、では解はでない! 】
変動か固定かを選ぶ際に基準にしがちなのは、
「どちらが得か」ということだと思います。
しかし、それでは結論はでないし、後悔しかねません。
変動にしていて金利が上がってしまえば、
「・・・固定にしておけばよかった。」となり、
金利があがらなければ
「・・・変動にしておけばよかった。」
となるからです。
では、どういった基準でえらべばよいのでしょうか。
【 変動と固定のリスクはだれが負うのか知っておこう 】
変動金利のリスクは、借り手側が負います。
固定金利のリスクは、貸し手側が負います。
住宅ローンの貸し借りで、
貸主と借主どちらもが得をする、
ということはありません。
なので、銀行からすれば、
ゆくゆく金利が上がると見越している
変動金利のほうを勧めてくるでしょう。
それならば、固定を選んでもよいと思います。
【 変動金利の金利がどうなるかは、結局どれも推測。 】
フラット35のような全期間固定金利や、
借りた時点で返済終了までの金利がわかる住宅ローンであれば、
全部でいくら支払うのかを計算することは出来ます。
しかし、変動金利の場合は、
住宅ローンを支払終わってみないと支払総額がわからないので、
ローンの金利をあらかじめ予測することはできません。
つまり、借りる時点で住宅ローンの支払総額は計算できないのです。
【 なぜ、変動金利でのシミュレーションが多いのか 】
その理由はかんたんで、
変動金利のほうでシミュレーションを出したほうが
支払総額が安くなり、
お施主様側の返済プランが立てやすくなるからです。
変動と固定で金利が0.8%違うとしましょう。
そうすると、月々の支払額は、1万円違ってきます。
たとえば6万円台か7万円台なのか、
後者になれば二の足を踏む人も少なくないでしょう。
さらに変動の場合は金利の上げ幅に制限があるので、
2倍や3倍の金利になることはないのです。
借入をする側のお施主様が様々な特徴を把握したうえで
固定か変動か選択されることをお勧めします。
【 悩んだから、ミックスプランや固定期間選択型住宅ローンを借りる、は絶対後悔する! 】
どっちつかずなプランは、絶対に後悔します。
こちら関しては、後日またブログでお話させていただきます。
【 変動金利住宅ローンのシミュレーションをする 】
先にもお話しました通り、
変動金利住宅ローンの支払総額を
正確に計算することは無理です。
そのため、将来の金利を「このくらいじゃないの?」と
予測を立て、シミュレーションする必要があります。
金利についてはざっくりでいいので、
・いつ
・どこまで上がるのか
を設定していきます。
【 住宅ローン、固定か、変動か決めるたったひとつの考え方 】
それは、借りた後も金利を気にするのかしないのか、
ただそれだけです。
変動で返せなくなったら、借り換えをするのや、
途中で固定に変えるのはお勧めしません。
こちらも、後々のブログでお話ししたいと思います。
【 返済額を少なくし、浮いたお金を運用する 】
変動金利のメリットは、
なんといっても固定より最初の支払金額が低いことです。
金利が上がるのをびくびくして待つより、
支払が安く済んで浮いたお金を運用する、
これは積極的な解決のしかたとしてお勧めします。
次回は、変動金利と固定金利を後悔せずに選ぶ
ポイントその2 と題してお話していきます。
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