いくらまで借りられる?
今朝、蔵王の山頂付近は白くなっていました。
もうすぐ来るなぁ・・・と。
皆さんは冬支度しましたか?
山形ではこれから長い雪生活になりますので、
タイヤ交換や雪かき必需品のスコップ、
車用の雪かきブラシ、灯油も多めにキープしたりと、
できる限り早めに準備しておいた方が安心ですね!
さて、今回のテーマは、
【いくらまで借りられる?】
についてです。
家で奥様が家計簿を付けたり、お金のやりくりを
している方が多いのではないでしょうか。
そして、食費や光熱費なんかを考慮した上で、
「今月は○○円まで自由に使っていいよ」となります。
通常の生活の中では、持ってるお金の中で
買えるものを買う、というのが多いですが、
車ですとか子供の進学ですとか、もちろん
私たちの扱っている住宅も含めて、
大きな買い物の場合にはローンを組むのが一般的です。
今のご時世、現金一括で支払うという人は、
なかなかいないですからね。
とは言うものの、いくらでも借りれば
いいというものではありません。
月収20万円の人が、月々20万円の
住宅ローンを組んだとしたら、、、
その他の生活費などを考慮すると、
返済できませんもんね。
それに、金融機関はそこまでの金額を
貸し出してはくれません。
金融機関からすると、回収できない
リスクがあるからです。
では、どのくらいの金額を貸して
くれるのかというと、、、
分かりません(汗)
なぜなら、公表していないからです。
なので、当社で住宅ローンについて
お話しするときには、「返済負担率」
という言葉を使って、
"いくらくらい借りればいいのか"
を一緒に考えます。
「返済負担率」というのは、住宅ローンの返済額が、
年収の何%になるのか、ということで、
当社では25%を上限の目安として考えています。
ちなみに、この「年収」は、当社の場合は
手取り年収で考えており、初めてお話する時は、
ザックリ税込み年収×8割程度で計算します。
例えば、年収400万円の方であれば、
400万円×80%=320万円 がザックリ手取り年収。
これに年間返済率を25%として掛けると、
320万円×25%=80万円 が、年間返済額。
1ヶ月あたりだと80万円÷12カ月=67,000円
が月々の返済額です。
ここから計算して、、
35年ローンだと、年間返済額80万円×35年=2800万円、
25年ローンだと、年間返済額80万円×25年=2000万円、
くらいを住宅ローンを組む時の目安として考えています。
年収600万円であれば、
600万円×80%×25%÷12カ月=10万円/月が、
月々の住宅ローン返済額目安。
35年ローンの場合、4200万円が借入金額の目安です。
ただ、金融機関や他の住宅会社によっては、
この「返済負担率」を「税込年収」の30%や
35%で考えるところもあります。
返済負担率35%で計算すると、
年収400万円の方が住宅ローンを組んだ場合、
400万円×35%×35年=4900万円が借入金額になります。
年収600万円では7350万円です。
住宅ローンを借り入れる際には審査があるので、
この金額を実際に借りられるかどうかは
別にしても、当社では30%~35%というのは、
リスクの高い返済負担率だと考えています。
というのも、返済負担率35%で計算した場合の
住宅ローン返済額は、
年収400万円の方では約12万円/月
年収600万円の方では約18万円/月 になるからです。
この金額は、以下のことを考えると大き過ぎる
負担になるのではないでしょうか。
住宅は、「建てること」が最終目標ではなく、
「建てた家でどのように暮らしていくか」、
が最も大事だと私たちは考えています。
家を建てた後には、固定資産税などもかかりますし、
お子様の教育費も必要になります。
お車をご購入することもあるかもしれませんし、
ご家族でお食事やご旅行に行くこともあるでしょう。
せっかく幸せに暮らすために家を建てても、
そのせいで、その後の何十年の暮らしがカツカツに
なってしまい、お子様が習い事もできない、
お出掛けもできない、何も買えない、というのであれば、
本末転倒な気がします。
だからこそ、私たちは、その後のご家族の暮らしを
考えた上で、お金の話とどんな家にすれば良いのか、
という家づくりの話をじっくり時間をかけてするのです。
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