「諸費用」って何でしょう ⑴
涼しい日が続いたと思いきや、
また再び暑くなりましたね。
一度涼しいのに慣れてしまうと、
この暑さも辛く感じてしまいますね。
温度変化に十分お気を付けくださいね。
さて、今回のテーマは、
【諸費用】についてです。
Q.「諸費用」って何でしょう
今回は、家を新築するときにかかる
費用のうち、本体の費用を除いた
その他の費用について触れてみたいと思います。
施工業者が一般的に「諸費用」というこの費用、
決して侮ることはできません。
新築前に学んで、対策に役立てていただければ幸いです。
【 家を建てる時の本当の費用とは? 】
先週、我が家のポストに、とある工務店の
チラシが入っていました・・・。
そのチラシには、注文住宅としては
とても魅力的な金額が並べられていました。
期間限定価格とのこと。
私は、どの会社さんも企業努力しているんだなぁ、
なんて思いながら眺めましたが、
新築を考えている人が見たら、
きっと頭の中で月々の支払額を計算するでしょう。
すぐに、
「これならいける!」
と思うのは危険です。
家を建てる時にかかる費用は、
この建物の本体価格以外に、
付帯工事費用と諸費用が必要なのです。
つまり、残念ながらこのチラシの値段では
家は建てられません。
では、家を建てるには、
実際いくらかかるのでしょうか。
諸費用と付帯工事費用をまとめて
ざっくり表現すると、
本体以外にかかる費用、といえます。
【 「諸費用」込みの総費用の目安 】
「色々資料を見たけど、家を建てるのに
いくら必要なのかさっぱり分からない!」
そういう場合はこの数式で目安の金額を
出すといいかもしれません。
(土地購入費+本体価格×1.2)×1.1=総費用の目安
注文住宅の付帯工事費用は本体価格の
15%~20%が目安だといわれています。
また諸費用は土地購入費と建築費
(本体価格+別途工事費)
を合わせた値段の6%~10%が目安です。
この数式は上限の20%と10%に合わせていますので、
例えば土地購入費が700万円で本体価格は
1,500万円の場合、総費用の目安は2,750万円。
つまり2,750万円、用意すれば
足りる可能性が高いことが分かります。
【 付帯工事費用とは? 】
本体価格に含まれるものはハウスメーカーや
工務店にもよりますが、基礎工事といわれる
ものから木工事といって建物本体を作る工事、
サッシ・ガラス工事などの窓などを取り付ける設備工事、
コンセントや照明の配線を調える電気工事があります。
一方、付帯工事費用に含まれるものは
本体工事費以外の項目です。
先ほど触れましたが、付帯工事費用は
本体価格の15%~20%が目安です。
地盤が軟弱だったり、公道から離れた場所や
住宅地以外であったりすると、基礎補強工事関連費用や
引き込み工事関連費用などが多くかかる可能性があります。
付帯工事費用とは、具体的に言うと、
下記のような工事にかかる費用のことを言います。
<主な付帯工事費用の一覧>
・基礎補強工事関連費用 : 地盤改良が必要な場合などにかかる費用
・引き込み工事費用 : 水道管やガス管を敷地内に引く際にかかる費用
・エクステリア工事関連費用 : 門扉や庭などにかかる費用
・屋外電気工事 : 駐車場の照明や外にある水道を取り付けるための費用
・インテリア関連費用 : カーテンレールなどを取り付ける費用
・電設工事関連費用 : エアコンなどを取り付ける費用
・解体工事費用 : 家を解体して新たに建てる場合に必要な解体費用
ハウスメーカーの場合は付帯工事費用という項目のみで、
内訳は明らかにされないことが多いようです。
何が含まれているのかはその建築業者によりますが、
1割前後の額を想定しておけば、
それほど差はないのではないかと思われます。
次回に続きます。
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