転職と住宅ローン
先日の地震は大丈夫でしたでしょうか。
地震速報、津波到達予想の速報に、
思わず東日本大震災の記憶が蘇り、
動揺してしまいました。
上山は揺れが大きく感じたものの
被害はなく、今日も変わりなく
過ごさせていただいています。
今回被害にあわれた方々の1日も早い回復、
復興を願います。
余震や雨での二次災害等、
これ以上被害が広がらないことを祈ります。
当社に家づくりをご相談いただく
お客様から、最も多く受ける相談が、
家づくりの資金に関するものです。
中でも住宅ローンに関するご相談が最も多く、
先日も、とあるご家族から相談を頂きました。
その内容というのが、ご主人が現在転職を
考えているそうで、その転職が住宅ローンの
借り入れに影響するのかどうか・・・
というものでした。
今回は、【 転職・就職と住宅ローン 】
に関することをお伝えします。
まず、結論から申し上げますと、
転職というのは、基本的に住宅ローンの
借り入れにとってマイナスにはたらきます。
転職後に住宅ローンを組むのは
不利だということです。
金融機関の言う転職後というのは、
転職してから概ね3年間です。
なぜかというと、
金融機関がお金を貸し出すときには、
あなたから返済してもらえる見込みが
あるから貸し出すわけです。
しかも住宅ローンですと、
大抵の場合、少額ではなく1000万円を超えるような
大きな金額の借り入れです。そうなると、
「ちゃんと返済し続けられるだけの収入があるか」
といったことまで金融機関は見てきます。
ちなみに、金融機関が住宅ローンを貸し付ける際に、
あなたが働いている会社や環境を尋ねることが多いのは、
「あなたが住宅ローンを返済できるか」という
「あなたへの信頼」プラス
「あなたが働いている会社は(倒産したりせずに、)
あなたが住宅ローンを払い続けられるよう給与を
あなたに払い続けられるか」という
「あなたの会社への信頼」も見られているからなのです。
転職直後に住宅ローンを組もうとした場合では、
「安定して住宅ローンを返済できるか」
←「安定して給料をもらえるか」
←「転職後の会社で長く働き続けられるか」
というような不安材料が生まれるため、
借りるための審査において、不利になるのです。
もちろん例外的なこととして、
「同業界で、今より規模の大きな会社への
転職で、年収があがる」、
「会社の要請によるグループ会社への転職」、
「士業など、資格を活かした専門職への転職」
など、転職がデメリットにはたらかない場合もあります。
ただこれらは、なかなかハードルの高い条件でも
あるため、やはり住宅ローンを組むのは、
転職前か転職後3年以上経ってからの方が良いです。
とは言っても、まったく手だてがないわけではないので、
もし転職後1年以内で住宅ローンをお考えの方は、
一度当社へご相談ください。
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